第9回 2004年 9月13日から15日(第48日〜50日目)
柏崎 から 直江津 - 糸魚川
第1日 柏崎 〜 米山--柿崎 〜 犀潟 第2日 犀潟 〜直江津‐‐高田--国府 〜 名立
第3日 名立 〜 能生 〜 糸魚川
おくの細道 出雲崎 ------- 柏崎 --- ★鉢崎(米山) --- | ||
第1日 2004年 9月 13日(月) 柏崎 ----- 米山(鉢崎) ----- 柿崎 ----- 犀潟 (★直江津) |
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柏崎西本町の*ねまり地蔵 番神岬に鎮座する祠 *古くから街道の中央にあり信仰された延命地蔵菩薩 |
新旧国道の合する滝の沢 案内板
(鯨波集落発祥の地)と言う |
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朝9時快晴のなかJR柏崎駅を出る。10ヶ月ぶりの再開である。駅前を北に少し行ってから左折する。西本町の 「ねまり地蔵」なるものを見て進むうちに番神岬に出る。海中の岩の上に鎮座する祠に手を合わせてそのまま進むと、 しばらくで鯨波に入る。信越線を越えるとすぐに「中部北陸自然道」の標識があり右折する。 およそ10分ほどで国道8号に合流する。案内板があり新旧国道が交わるここは滝の沢と言うそうだ。 しばらくは国道8号を歩く。 |
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牛ケ首層内褶曲 北陸道 R8号 旧道(手前)が並ぶ 潟町の道標 |
国道8号米山インター入口を過ぎて笠島の集落に入る。 集落を抜けると天然記念物の「牛ケ首層内褶曲(しゅう きょく)」なるものがあり、立派な案内板が立ててある。 アップダウンを繰り返しながら進むとわずかな距離の間 に、北陸自動車道、国道8号と旧道の3本が並ぶ場所が あった。 それぞれに役目を持った道であるが高架に 架かる北陸自動車道がやけに居丈高に見える。 旧道から米山で再び国道8号に入り、およそ1時間で 柿崎に着く。駅前を通って20分ほどで右に信越本線の 踏切を渡り、「ハマナス群生地」から県道「柿崎犀潟線」 を行く。途中潟町駅入口バス停角に「米山道」の道標が 建つ。側面には 「左奥州道」とある。 ここから土底浜を抜けおよそ5キロで犀潟駅に着く。 |
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おくの細道 ------ ★今町(直江津) --- ★高田 ----- | ||
第2日 2004年 9月 14日(火) 犀潟 --- 直江津 =JR= 高田---金谷山--- 五知国分寺 --- 名立 (★直江津) |
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直江津 荒川橋 聴信寺
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直江津 琴平神社の芭蕉句碑 「文月や六日も常の夜には似ず はせを」 |
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朝一番の列車で犀潟に戻る。雲が重く垂れ今にも降り出しそうななかを出発する。すぐに上越市に入る。 雨を気にしながらの歩きになったが、黒井を過ぎた頃から雨は本格的に降り出し、直江津港辺りで時折激しくなる。 関川を荒川橋で越え川に沿って海岸に向う。先端の角に琴平神社があり、本殿に向って右側、道を挟んだ海を背に して芭蕉句碑「文月や--」が建つ。 そのまま道を南にとると右側に「聴信寺」がある。 犀潟から約1時間半、雨が止まないので直江津駅からJRで高田へ向かう。 |
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高田 金谷山「対米舘」庭の芭蕉句碑 「薬欄にいづれの花を艸まくら はせを翁」 |
五智国分寺 芭蕉塚の芭蕉句碑 「薬欄にいづれの花をくさ枕」 芭蕉翁 |
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高田駅前から商店街を抜けて金谷山に向う。雨は一段と激しくなり雨具を着る。前回の柏崎までを思い出す程の雨 のなかを金谷山への山道を登る。金谷山公園内の案内板で芭蕉句碑を確認する。駐車場のすぐ下、対米館の裏庭 に「薬欄に--- 」 の句碑と案内板が建つ。家の方に聞くとどうやら山を一周したようである。 来た道を戻らずそのまま下ると県道63号(上越新井線)に出る。雨も上がってきたのでそのまま五智国分寺に向う。 居多神社一の鳥居を左に見るとすぐに国分寺参道になる。正面の山門をくぐると右に三重の搭、正面に正殿がある。 三重の搭の斜め左の石段を登ると「芭蕉塚」が建つ。塚の左に「芭蕉翁」右に「薬欄に--- 」の句が刻まれている。 |
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親鸞上人上陸の地 久比岐自転車歩行者道 |
五智国分寺脇を海岸の方に行くと親鸞聖人上陸の地が ある。(越後国府の地に流罪となった親鸞聖人がここ 居多ケ浜に上陸したそうだ)。その前の海岸線を少し行く と郷津で国道8号線に合流する。 ここから「久比岐自転車歩行者道」なるものができており 立派な入口の道路標識がある。 多くの専用トンネルもあり糸魚川の中宿までおよそ35 キロに及ぶ専用道路である。 しっかりと恩恵に預かりながら歩きを楽しむ事が出来る。 今日は宿を確保するため途中の名立から直江津に戻る。 |
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奥の細道 ----- ★能生 ----- 糸魚川 ----- | ||
第3日 2004年 9月 15日(水) 名立 --- 筒石 --- 能生 --- 糸魚川 第9回是迄 |
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名立海岸のサーファー 名立から20分ほどで能生町に |
11:15 糸魚川市に マリンドリーム能生方面 |
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始発で名立に戻る。今日は快晴で雲一つない秋晴れである。気温もそれほど上がらないとの予報であり、快適な歩 きが楽しめそうである。朝早くからすでにサーファーたちの姿が見える名立海岸を過ぎると能生町に入る。 断崖下に立つ集落を抜けると筒石の中心部に入る。専用道は藤崎から島崎集落の中を縫うように整備されている。 集落を通る以外はすべて国道沿いの上を行く。これだけの道がなぜ必要なのかわからないが、有間川からJR北陸 本線は国道8号から離れて山の中を走っており、駅も「名立」「筒石」「能生」と全てトンネルの切れ目にある。 次にJRの線路に出会うのは糸魚川市の浦本で、その間およそ20キロ近くになる海岸沿いの集落を、国道とこの専 用道が結んでいる。 国道を走る車はともかく、人が集落間を行き来するために、自転車や歩いてこの道を使うとは まずないだろう。 目的は別にして指標も随所に付けられた道を淡々と歩く。今日は気温も少し低く、海岸近くを通る ためか海風も強く肌寒ささえ感じる。 名立から4時間ほどで糸魚川市に入る。すぐに浦本である。 |
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浦本漁港から糸魚川 自歩専用道出口(中宿) |
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浦本駅前で専用道は国道8号線を横切り海岸線に出る。国道とは僅か30メートルほどで民家を挟み並行している。 浦本漁港傍の休憩所で昼食を取りながらはるかに糸魚川方面を眺める。糸魚川まであと8キロ程である。 休憩所から15分ほどで中宿駐輪場(国道早川橋)があり、ここが「久比岐自転車歩行者専用道」の出口である。 いつもなら車の騒音に悩ませられての歩きだが、この道のおかげで日本海の絶景を堪能しながら楽しく歩かせて もらった。感謝!!。 専用道から再び国道8号に出て滝川橋を渡って市街へ、海浜公園を右に見たら糸魚川駅はすぐである。 |